観光産業企業年金基金
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2018年
1月
22日
月
国の老齢年金は、原則65歳から受け取ることができますが、支給開始年齢を早めたり、遅らせたりすることができる「繰上げ受給」「繰下げ受給」という制度があります。
ここでは、年金額を増やすことができる「繰下げ受給」について説明します。
「繰下げ受給」は、65歳で請求せずに、66歳から70歳までの間に申し出た時から
本来の支給開始年齢より遅く受け取ることになり、繰下げた期間に応じて年金額が増額(繰下げ1ヶ月につき0.7%)されます。
「繰下げ受給」は、①老齢厚生年金、②老齢基礎年金、③老齢厚生年金と老齢基礎
年金の組み合わせ、いずれかを請求することができます。
繰下げ申出を希望する場合は、ご自身のライフプランに合わせて事前に調べて準備をしておくことをお勧めします。
なお、65歳以上で在職の方の繰下げ受給については、日本年金機構のホームページまたはお近くの年金事務所でご確認をお願いいたします。
次回は、第11回 介護について①、をお話します。
2018年
1月
12日
金
前回、年金だけでは老後生活を送ることは難しく、自助努力が必要というお話をしました。
では、実際、自分の年金はいくらもらえるのか、ライフプランを考えるときに必要になりますので、将来の年金額を知る方法をご紹介いたします。
【国の年金見込額を知る方法】
①日本年金機構から送付される「ねんきん定期便」を確認する
※手元に「ねんきん定期便」が届かない方は、住所変更等により現住所が正しく登録
されていない可能性がありますので、お近くの年金事務所へお問い合わせして対処
しましょう。
②日本年金機構の「ねんきんネット」を利用する(https://www.nenkin.go.jp/n_net/)
③基金のホームページから「年金相談に関する委任状」に年金手帳のコピーを添付して
基金に送付し、基金から年金事務所に照会依頼をする
(年金事務所から回答書が届いたら、基金の回答書と併せてご自宅に送付します)
【基金の年金見込額を知る方法】
①基金のホームページから「基金の年金に関する照会票」をFAXまたは郵送で送付する
②基金開催の『マイライフプランセミナー』に参加する
次回は、第10回 国の年金額の増やし方、をお話します。
2017年
12月
05日
火
前回、老後生活の資産の備えとして資産運用に挑戦しよう、というお話をしました。
皆さまは、老後生活についてお考えでしょうか?
国の年金は、男性は昭和36年4月2日以降生まれ、女性は昭和41年
4月2日以降生まれの方は、公的年金が支給されるのが65歳からですので、それまでの生活費も考える必要があります。
今回は、老後の収支についてお話します。年金減額のニュースや「老後破綻」という言葉を聞くと、老後が不安になりませんか?
いざ老後になった時に、毎日お金の心配をしながら生活するより、早い段階から準備してゆとりある老後生活を送りたいものです。
もしお金が足りないと感じたら、貯蓄や節約、資産運用など今よりも積極的に取り組む意欲にも繋がると思います。
高齢夫婦無職世帯の支出の平均が約26.7万円(月額)に対して、年金収入等は約21.2万円(月額)で、毎月約5.5万円不足しています。この不足額を貯蓄で補填する場合の単純計算をすると、1年で66万円、60歳から85歳までの25年間だと1,650万、90歳までの30年間だと1,980万円必要です。(総務省の家計調査年報平成28年)
老後の生活資金をまかなう手段は、公的年金(87.5%)が最も多く、続いて預貯金、企業年金や退職金です。(公益財団法人生命保険文化センターの生活保障に関する調査 平成28年度)
老後の主な収入源となる公的年金の受給額の平均は、厚生年金14.7万円(月額)、
国民年金5.5万円(月額)で合計でも20.2万円ですので、やはり年金や退職金以外の自助努力が必要ということになります。(厚生労働省年金局 平成27年度)
さらに、夫婦2人でゆとりある老後生活費(最低日常生活費+ゆとりのための上乗せ額)の平均額は34.9万円(月額)です。このゆとりのお金は、わたしたちの業界である、旅行やレジャーに使いたい割合が最も高く、続いて交際費、趣味や娯楽、日常生活費の充実などです。他にもいざという時のために、医療費や介護費、社会保険料や税金の
負担増、またインフレ対策などを考えると、もっとお金は必要と感じられると思います。(公益財団法人生命保険文化センターの生活保障に関する調査 平成28年度)
今回は、あくまでも調査結果に基づいてお話していますので、実際の生活水準は家庭によって違い、老後に必要な費用も変わりますので、見通しを立ててみてはいかがでしょうか?
詳しいお話は、当基金のライフプランセミナーで説明しています。
次回、第9回 年金額を知ろう、をお話します。
2017年
10月
24日
火
前回は、資産運用に挑戦しよう①で、じっくりお金を増やす方法について、お話ししました。
今回は、若いうちから資産運用を始めることによって、老後生活の備えができることをお話しします。
長い人生には、予想もしないことが起こってきます。起きてしまってからの準備では、気持ちにゆとりが持てないため、誤った運用を選択してしまったり、つい利回りの高い金融商品に目を引かれて、保有する資産を減らしてしまうことさえあります。
お金を動かす方法には、貯蓄、投資、投機がありますが、期間をかけて増やしていく投資へ挑戦しましょう。
年齢や現在の資産額、収入、子供の有無等によって違ってきます。また、資産を作っていくには、ある程度の運用利回りとできるだけ長い運用期間が必要です。人生のイベントごとに目標を立てて資産を作っていくことも必要です。
さて、早いうちから資産を準備する必要があるのはなぜでしょう? 過去20年~30年前位までは、終身雇用制の安定感があり、結婚年齢が若く、現在より子育ても早く終わり、教育費や住宅ローンも完了し、退職後の生活資産の準備を早く開始できたのです。
現在は、結婚年齢が延びて、教育費や住宅ローン、親の介護費用等が同時期に起こるケースが増えています。
また、高齢化によって退職後の生活期間が長くなっています。以前のように、一山超えて、次の山を越えるというより、人生のイベントが集中してしまうため、期間分散して、早めに老後生活の備えをする必要があるからです。(備えあれば、憂いなし)
前回の資産運用に挑戦しよう①でご説明した「ドルコスト平均法」は、毎月同じ金額で買うため、基準価格が下がったときは多く株数を買うことができます。
どんな銘柄にも価格変動があります。まとまったお金がなくても、毎月コツコツと時間を使って、資産を増やしていくことができるのです。(時は金なり)
さて、お金を増やすためのコストとして、手数料や税金がかかります。投資には当然リスクがありますが、貯蓄にも低金利であることやインフレリスクが伴います。
リスクのない運用など皆無だと思います。
自分がどんなリスクを取って、どのような運用をして、将来の生活を過ごすかを思い描いてみることも必要ですね。
もう少し大きな観点からみると、自分が経済の発展のためにお金を役立てている、経済が成長していく場所にお金をのせていく、というような思いをもって、ゆとりを持った資産運用ができると良いですね。
詳しい内容は、当基金のライフプランセミナーで説明しています。
次回は、第8回 老後にかかる費用(収入)を知ろう、をお話します。
2017年
9月
21日
木
前回は、効率よく貯蓄する方法についてお話ししました。
あなたは、資産運用についてどのようにお考えですか?
多額の資金が必要、難しそう、大損するかもなどマイナスなイメージがあるかもしれません。
資産運用の第一歩は、目的に応じて資金を次の3つに分けることができます。
①いつでも使えるお金・・・流動性資金 例)普通預金
②しっかり貯めるお金・・・安定性資金 例)定期預金・債権(個人向け国債等)
③じっくり増やすお金・・・収益性資金 例)投資信託・株式等
今回は、③じっくり増やすお金・・・収益性資金についてお話しします。
投資には、常に「リスクとリターン」という関係があります。
「リスク=危険」のイメージがあるかもしれませんが、投資の世界のリスクとは「収益の変動幅」を意味します。
一般的には、株式のように価格変動の幅が大きい金融商品は元本を大きく割ることもありますが、その一方では大きな収益(リターン)を期待できる可能性もあります。
まずは、投資を始めるにあたって、このリスクとリターンの関係を理解してみましょう。
資産運用の目的は、投資に回せる額を把握し、目標とした老後資金の必要額も把握しなければなりません。
初心者でも手軽に始められる資産運用方法として、投資信託・株式の定額積立(ドルコスト平均法)があります。
オススメポイントは、
①少額から投資が可能
一度にまとまった投資資金がなくても、自身の資金計画に合わせて長期的に投資が可能
②自動引き落としだから手間いらず
毎月自動引き落としでの買い付けとなるため、手間がかからず、また、投資タイミングを悩む必要がない
③投資タイミングの分散によりリスクを低減
定期的に一定額を購入することによるコスト平準化で、結果的にリスクの低減が期待できる
今は、いろいろな証券会社が増えています。インターネットでの口座開設などにもより、手数料も各社に違いがあります。資産運用を始めるにあたって、ご自身にあった証券会社を見つけてみましょう。
ある資産運用経験者から運用基本方針として、アドバイスをいただきました。
①社歴が長いこと
②実績を見て購入すること(少なくとも3年の動きを見る)
③配当があること
④株主優待制度があること
以上、4項目を参考に皆さま投資を始めて見てはいかがですか?
詳しいお話は、当基金のライフプランセミナーで説明しています。
次回は、資産運用に挑戦しよう②をお話します。
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