観光産業企業年金基金

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サイエンスプラザ

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第7回 資産運用に挑戦しよう②

前回は、資産運用に挑戦しよう①で、じっくりお金を増やす方法について、お話ししました。

 

今回は、若いうちから資産運用を始めることによって、老後生活の備えができることをお話しします。

 

長い人生には、予想もしないことが起こってきます。起きてしまってからの準備では、気持ちにゆとりが持てないため、誤った運用を選択してしまったり、つい利回りの高い金融商品に目を引かれて、保有する資産を減らしてしまうことさえあります。

 

お金を動かす方法には、貯蓄、投資、投機がありますが、期間をかけて増やしていく投資へ挑戦しましょう。

年齢や現在の資産額、収入、子供の有無等によって違ってきます。また、資産を作っていくには、ある程度の運用利回りとできるだけ長い運用期間が必要です。人生のイベントごとに目標を立てて資産を作っていくことも必要です。

 

さて、早いうちから資産を準備する必要があるのはなぜでしょう? 過去20年~30年前位までは、終身雇用制の安定感があり、結婚年齢が若く、現在より子育ても早く終わり、教育費や住宅ローンも完了し、退職後の生活資産の準備を早く開始できたのです。

 

現在は、結婚年齢が延びて、教育費や住宅ローン、親の介護費用等が同時期に起こるケースが増えています。

また、高齢化によって退職後の生活期間が長くなっています。以前のように、一山超えて、次の山を越えるというより、人生のイベントが集中してしまうため、期間分散して、早めに老後生活の備えをする必要があるからです。(備えあれば、憂いなし)

 

前回の資産運用に挑戦しよう①でご説明した「ドルコスト平均法」は、毎月同じ金額で買うため、基準価格が下がったときは多く株数を買うことができます。

どんな銘柄にも価格変動があります。まとまったお金がなくても、毎月コツコツと時間を使って、資産を増やしていくことができるのです。(時は金なり)

 

さて、お金を増やすためのコストとして、手数料や税金がかかります。投資には当然リスクがありますが、貯蓄にも低金利であることやインフレリスクが伴います。

リスクのない運用など皆無だと思います。

自分がどんなリスクを取って、どのような運用をして、将来の生活を過ごすかを思い描いてみることも必要ですね。

もう少し大きな観点からみると、自分が経済の発展のためにお金を役立てている、経済が成長していく場所にお金をのせていく、というような思いをもって、ゆとりを持った資産運用ができると良いですね。

 

詳しい内容は、当基金のライフプランセミナーで説明しています。

 

次回は、第8回 老後にかかる費用(収入)を知ろう、をお話します。